2021年9月2日(木)
国際社会はアフガン再建のための非軍事の支援を
志位委員長が会見
日本共産党の志位和夫委員長は1日、党本部で記者会見し、アフガニスタンの反政府勢力タリバンが大統領府を占拠した事態について問われ、「テロに対して報復戦争で応える方針が破綻した」と指摘しました。報復戦争に自衛隊を派遣し、加担してきた日本政府も厳しく反省すべきだと述べました。
その上で、志位氏は、国際社会がアフガン再建のために、非軍事の支援を行っていくことの重要性を訴えました。
志位氏は、タリバンが権力を握ったもとで、人権問題、とくに女性の権利の侵害が懸念され、戦争での国土の荒廃、貧困問題も深刻だとして、「亡くなったペシャワールの会の中村哲医師が行ったように、貧困をなくし、人権が尊重される国をつくるために、国際社会が非軍事の支援をしていく必要がある」と強調しました。