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2021年8月22日(日)

共産党が豪雨災害調査

治水工事要請さらに

島根・江の川 大平・むこせ氏ら訪問

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(写真)床下浸水に遭った被災者(右)から状況を聞く大平氏(左から3人目)ら=20日、島根県江津市渡津町

 日本共産党の大平よしのぶ前衆院議員(衆院中国ブロック比例予定候補)は20日、豪雨で島根県西部の江の川(ごうのかわ)下流域が氾濫(14日)し、浸水した江津(ごうつ)市、美郷、川本両町の被災地を訪れ、被災者を見舞うとともに要望などを聞きました。むこせ慎一西部地区委員長(衆院2区予定候補)、森川佳英、多田伸治の両市議、中原保彦・美郷町議が同行しました。

 江の川下流は2018年、20年に続き、4年間で3度の水害。住宅や商業施設、農地で浸水被害が発生しました。18年、20年は、江の川本流や支流の被害が大きかった一方、今回はこれまで被害が無かったところで内水氾濫が発生しています。

 江津市渡津(わたづ)町では、江の川増水で樋門(ひもん)を閉め切りましたが、常設の排水ポンプが無いため、床下浸水が発生。床下浸水に遭った男性(79)は「1985年ごろに樋門がつくられたがポンプは設置されていない。家まで水が来ないようにしてほしい」と話します。

 美郷町浜原地域の江の川そばにある採石工場は事務所前まで浸水し、工場内の川沿い部分が約5メートル崩落。据え付けの機械はこの間、3度浸水しました。男性(47)は「水害に備え、事務所の扉や倉庫の資材、エアコンの室外機を取り外すなどした。工場下流の土砂の堆積が多く、土砂を取ってもらえば違うと思う」と話します。

 大平氏は「しゅんせつなどは国交省に要請し、一部進んでいるところもある。さらに要請したい」と応じました。


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