2021年8月21日(土)
県議会役職に河井マネー6氏
広島 撤回求め宣伝 ただす会
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前法相の河井克行元衆院議員と妻の案里元参院議員の参院広島選挙区をめぐる大規模買収事件で、広島県議会が被買収県議13人のうち6人を重要ポストの正副委員長に就任させたことで、「『河井疑惑』をただす会」は政治倫理審査会(政倫審)が開かれた20日朝、議会棟前で「人事を速やかに撤回せよ」と怒りの声を上げました。
20人が参加し、「1億5000万円全容を解明せよ!政治とカネ自民の責任」「もらった県議・市議は辞職を!」などと書かれた横断幕3枚を掲げアピールしました。
山根岩男事務局長は、河井夫妻から金を受け取った被買収議員ら100人全員の不起訴処分を不服とした268人の申し立てを検察審査会が受理したことを報告し「起訴相当が議決されれば公民権停止、議員失職もあり得る」と指摘。重要なポストに被買収県議6人を就けたことを厳しく批判し「どう考えても納得できない。この6人を就任させたことは県議会の恥だ」と訴えました。
訴えに足を止めた女性(88)は「いまだ何の説明もしない自民党にも、腹が立つし、こんな重要なポストに就けるなんて、考えられません」と話しました。
同会は宣伝後、中本隆志議長と政倫審の中原好治委員長に人事を撤回するよう申し入れました。
日本共産党の大西オサム衆院広島1区予定候補が参加しました。