2021年8月15日(日)
戦争の惨禍 後世に
大阪 空襲犠牲者を追悼
語り継がなあかん
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「第67回京橋駅空襲被災者慰霊祭」が14日、新型コロナ感染拡大のため式を縮小し、雨の降る中、大阪市のJR京橋駅南口の「慰霊塔」前で行われました。日本共産党の清水ただし衆院議員(近畿比例・大阪4区予定候補)、宮本たけし前衆院議員(近畿比例・大阪5区予定候補)が参列しました。
終戦前日の1945年8月14日、大阪空襲最後の攻撃で、大阪城内にあった大阪陸軍造兵廠(しょう)を爆撃。数個の1トン爆弾が京橋駅を直撃し、列車とホームにいた乗客500人から600人が犠牲になったとされています。
毎年参列している男性(89)=大阪市城東区=は「京橋駅爆撃の時は中学1年生で、鮮明に覚えています。語り継いでいかなあかんなあと思います」と話しました。
女性(80)=大阪市都島区=は「終戦の数時間前むちゃくちゃな爆撃をやった。戦争がどんなに悲惨なものか、風化させてはならない。毎年、若い人が参列に増えてきてうれしい」と述べました。
清水氏は「民間戦災被災者への戦後補償を実現させるためがんばりたい」と語りました。