2021年8月12日(木)

オリパラ事務局長　便宜供与の疑い

野党追及

　東京オリンピック総点検野党合同チームは１１日、国会内でヒアリングを行い、内閣官房参与の平田竹男東京五輪・パラリンピック推進本部事務局長がＲＩＺＡＰ（ライザップ）に公用車で通い、高額なゴルフレッスンを無料で受けていたとの報道（文春オンライン）について事実関係をただしました。

　内閣官房の担当者は、平田氏が３年前からＲＩＺＡＰに通っていたと説明しましたが、レッスンの頻度や支払いの有無については「確認中」として答えませんでした。

　野党側は、平田氏が使用した公用車の運行記録、レッスンの支払額・方法などを明らかにするよう求めました。

　また、オリパラ事務局が主導する認証事業「ｂｅｙｏｎｄ２０２０マイベストプログラム」でＲＩＺＡＰが第１弾認証事業に選出されているとして、便宜供与が認証に影響したのではないかと追及。内閣官房の担当者は「認証に恣意（しい）的な判断はない」と否定しました。

　日本共産党の畑野君枝衆院議員は「認証する側とされる側の関係はクリーンでなければならない」と強調しました。