2021年8月9日(月)
カジノとコロナから横浜守る
市長選告示 山中氏が第一声
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過去最多の8人が立候補し、大激戦の様相の横浜市長選が8日告示(22日投票)され、元横浜市立大医学部教授の山中竹春候補(48)=立憲民主党推薦、日本共産党、社民党など支援=が、同市中区の馬車道交差点前広場で第一声を上げました。
山中氏は、いま横浜で新型コロナの感染爆発が起きているのは、林文子市長と菅義偉政権がコロナに対して無策な政治を続けているからだと批判。「コロナ研究家としての知識を生かし、科学的根拠、客観的データに基づいた対策でコロナを封じ込める」と力説しました。また、カジノを中核とする統合型リゾート(IR)誘致について、「断固反対、即刻撤回。横浜のどこにもカジノは造らせない」と力を込めました。
立憲民主党の江田憲司代表代行は「閣僚としてカジノを推進していた小此木八郎氏が、市長選出馬で突然『カジノ取りやめ』と言い出しても信用できない」「林市長は前回『カジノは白紙』と掲げて当選後、一転してカジノ誘致にかじを切った。二度とだまされない」と批判しました。
小此木氏の出陣式には自民、公明両党の国会議員が多数集まり、菅政権丸抱え。応援弁士たちはカジノの是非について言及を避け、小此木氏は「自分がカジノ反対を訴えても信用されない」と嘆きました。また、小此木氏が演説でコロナ対策に触れることは一切ありませんでした。
林氏は第一声でもカジノ推進に固執しました。