2021年8月5日(木)
日本共産党創立99周年記念講演会
3氏のビデオメッセージ
4日の日本共産党創立記念講演会にあたり、落語家の立川談四楼さん、ライターの小川たまかさん、上智大学教授の三浦まりさんが寄せたビデオメッセージを紹介します。
五輪反対ぶれぬ姿勢に敬服
落語家 立川談四楼さん
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落語家の立川談四楼でございます。まずは99周年まことにおめでとうございます。いや~共産党さん、ぶれませんね。戦前から戦争反対。そして近頃は、オリンピック反対。まったくぶれないその姿勢に敬服しております。
都議選もよく野党共闘でがんばりましたですね。終始一貫して、あそこでもオリンピック反対を唱えていたのは、共産党だけでございます。はい、感心いたしました。
まったく触れない政党がいたり、ゴニョゴニョゴニョとごまかす政党がいたり、そのなかで終始一貫してオリンピック反対。
この間、感心したのは、小池晃書記局長が、「金メダルラッシュをどうお思いですか」と記者団に聞かれて、えらかったですね。「オリンピックに反対の立場ですから中身にふれるわけにはいきません」と言い切った。さすが、これまたぶれない姿勢に感心しているわけでございます。
秋には大きな選挙がございます。そして来年はなんと100周年。共産党がどう成長していくのか。おおいに期待しているところでございます。
私は、「共産党はえらい、すごい」と言っていますけれども、声にださないファンがたくさんいますので、みなさん、張り切ってください。心丈夫に思ってください。期待しております。
問題を見過ごさない党 信頼
ライター 小川たまかさん
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こんにちは、ライターの小川たまかです。日本共産党さん、99周年おめでとうございます。私はふだん性暴力の取材をしているライターです。
都議選のときに、新宿で共産党が演説をしているのを見ました。その際、のぼりに「痴漢ゼロ東京」と書いてあって、私はそれを見たときに驚いたし、うれしい気持ちがありました。あまり政治の議論の場で、これまで出てこなかったような問題だと思います。けれども昔からずっと子どもも巻きこまれることが多い、深刻な人権侵害の問題でした。
選挙というとっても大切な場面において「痴漢」という「小さい」と思われがちな、これまでずっと見過ごされてきた問題をわざわざとりあげてくださる共産党のことをすごく信頼できる党だなというふうに私は思いました。
性暴力、痴漢の問題は、女性だけの問題ではないですけれども、やっぱり女性の問題というふうにされてきてしまった。だからこそ政治の場で、見過ごされてきたということがあると思います。
これまでとりあげられなかった問題。性暴力もそうですし、男女の賃金格差、政治の場にいる女性議員の少なさといった問題について真摯(しんし)に考えてくださっている。共産党のことをこれからも応援したいというふうに思っています。
ジェンダー平等 最先端走る
上智大学教授(政治学) 三浦まりさん
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党創立99周年おめでとうございます。上智大学で政治学を教えている三浦まりです。専門は女性の政治参画です。政治の分野にもっと女性がたくさん参画し、議会がパリテ=男女同数になっていくことが、民主主義を前進させるには必要だと考えます。
共産党は女性候補者がとても多く、都議選でも6割近い女性議員を輩出しています。共産党といえば女性の政治参画。ジェンダー平等の最先端を走る政党と認識しています。
日本が抱える問題はたくさんありますが、煎じ詰めて考えるとジェンダー平等がなされていない。家父長的な価値観が、社会のなかでまだ根強く残っていることに行きつくと考えます。女性が意思決定に参画することを通じ、あらゆる政策にジェンダーの視点を反映させる。そういったことを共産党に大変期待しています。
政治学を教えて19年目になりますが、今ほど学生たちが政権への不満とか批判を強めたことはないんですね。ところが学生たちに政権交代って聞いてみるとリアリティーを感じていない。野党共闘を強めて政権交代にリアリティーをもたせるための共産党のとりくみに大変期待しています。
世界に遅れてしまった日本の法律の状況を変え、日本社会に生きる全ての人が生きやすい社会をつくってもらいたいと期待しています。