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2021年7月29日(木)

今こそ国会を開け

野党国対委員長 会談で一致

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(写真)会談する野党国対委員長ら=28日、国会内

 日本共産党、立憲民主党、国民民主党の国対委員長は28日、国会内で会談し、新型コロナウイルスの新規感染者が東京都で過去最多になるなど、感染の急拡大は「国民の命にかかわる危機的な状況であり、いまこそ国会を開くべきだ」との認識で一致しました。憲法53条に基づく臨時国会召集要求にただちに応じるよう求めることを確認。また、政府の対応をただすため、来週にも予算委員会または厚生労働委員会の閉会中審査を行い、菅義偉首相の出席を求めることで一致しました。

 会談では、菅首相が27日の会見で、五輪中止の可能性について問われ、「人流は減っているし、そこはない」と述べたことの根拠や感染拡大に対する認識をただす必要があると確認。政府の緊急事態宣言が感染拡大防止に効果がないことは明らかだとして、大規模大量検査による市中感染の把握など抜本的な対策が必要だとの認識を共有しました。立民の安住淳国対委員長は、「現実を直視しなければ五輪後に、国民の命に関わる重大な国家危機になる」と述べました。

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は、人流抑制と五輪開催という矛盾したメッセージのもとで、感染拡大と医療ひっ迫が深刻だと指摘。「バブル方式」の破綻も明確だとして「今からでも五輪は中止すべきだ」と強調しました。

 会談後、安住氏は、自民党の森山裕国対委員長に申し入れました。


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