2021年7月26日(月)
近畿比例4議席へ 進歩と革新の伝統息づく伏見と乙訓から
京都3区オンライン演説会 小池書記局長訴え
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総選挙勝利にむけた日本共産党の京都3区オンライン演説会が25日、開かれ、小池晃書記局長は「東京都議選での勝利に続き、進歩と革新の伝統が息づく伏見と乙訓(おとくに)で、日本共産党への支持を広げに広げ、比例近畿ブロックで今の2議席から4議席に躍進させて」と呼びかけました。9月26日告示の長岡京市議選での現有6議席絶対確保も訴えました。
小池氏は、緊急事態宣言下で菅政権が東京五輪を強行したことを強く批判。選手や関係者の新型コロナウイルス感染が続く状況や、開会式の責任者や関係者の人権侵害の言動が発覚して辞任が相次ぐ事態を指摘し、「人間の尊厳を守るという根本理念も失った五輪になりつつある」と語りました。
全国で新規感染者・重症者が増え、東京では自宅療養者が急増し、すでに医療が逼迫(ひっぱく)しているとして「このままでは入院できない人が続出し、多くの命が失われる事態が東京から日本中に広がりかねない」と強調。「日本共産党は『五輪をやめて命を守れ』。この立場で中止の決断を求めていく」と表明し、「開くべきは、五輪ではなく国会だ。コロナ対策に国会が全力をあげるべきときだ」と訴えました。
小池氏は、コロナ禍を経験しても「自己責任」を押し付け、医療や介護を切り捨てる新自由主義の暴走を許すか、大本から転換するのかが問われているとして「今こそ野党が連合政権構想で新しい社会の姿を示すとき」と強調しました。
共闘の成否は「日本共産党が比例でどれだけ勢いを示せるかにかかっている」と述べ、1996年に京都3区で寺前巌さんが当選したとき、京都市と向日(むこう)市で共産党の比例票が1位だったと紹介。「京都3区で、共闘に誠実に取り組む共産党が、『比例は共産党』を貫き、近畿ブロック全体を引っ張る大きな流れをつくることが、共闘を前進させる決定的な力になる。政権奪取を目標とする、共産党99年の歴史でも初めての選挙。天下分け目の衆院選に総力をあげよう」と呼びかけました。
たけやま彩子衆院近畿比例予定候補は、ジェンダー平等を訴えた最近の宣伝の様子を放映し、「多くの若い人が手を振り大きな反響があった。変化を感じる」と強調。「京都3区から『比例は共産党』『野党は共闘』とみなさんの力で押しあげてほしい」と語りました。
市議選をたたかう党長岡京市議団・予定候補をはじめ京都3区の議員団(京都市伏見区、向日市、大山崎町)がビデオで登場しました。