2021年7月24日(土)
専決予算の審議を 都議会臨時会
会期4日間へ 共産党など動議
木下都議への辞職勧告可決
|
改選された東京都議の任期が始まった23日、都議会臨時会が開かれました。
日本共産党の原田あきら都議は、小池百合子知事が6・7月に専決した新型コロナウイルス対策の補正予算について、地方自治法の規定に基づき審議を行うため、会期を4日間とする動議を提出。共産党、立憲民主党、生活者ネット、「グリーンな東京」、「自由を守る会」の5会派が賛成しましたが、自民党、都民ファーストの会、公明党、東京維新の会、「東京みらい」の反対多数で否決されました。
小池知事はあいさつで同日開会の東京五輪について、コロナ感染が拡大し選手や大会関係者からも感染が相次ぐ実態にもかかわらず、「徹底した感染防止対策による安全・安心な環境」で「大会運営に万全を期す」と強弁しました。
臨時会はまた、無免許運転で致傷事故を起こした木下富美子都議(都ファ除名、SDGs東京)に対する辞職勧告決議を全会一致で可決。議長に三宅茂樹(自民党)、副議長に本橋弘隆(都ファ)両都議を選出し、閉会しました。
共産党都議団は同日、補正予算専決を審議する都議会臨時会を速やかに招集するよう小池知事宛てに申し入れました。多羅尾光睦副知事は「要請は承った」と答えました。
都議会(定数127)の構成は次の通り。
日本共産党19▽自民党33▽都ファ31▽公明党23▽立憲民主党15▽グリーンな東京1▽生活者ネット1▽東京みらい1▽東京維新の会1▽自由を守る会1▽SDGs東京1