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2021年7月20日(火)

五輪 海外メディアも酷評

英紙「疑念まん延」

 【フランクフルト=桑野白馬】英紙ガーディアン(電子版)は18日、新型コロナウイルスの感染が再拡大するなか、日本政府と国際オリンピック委員会(IOC)が東京五輪の開催を強行することについて「疑念と分断、コロナがまん延している」との見出しで東京特派員の記事を掲載しました。

 記事は、五輪の再延期もしくは中止を望む声が多数を占める日本の世論調査結果に言及し、「IOCは、ブレーキをかける力がないと事実上認めている首相に助けられながら、ただひたすら突き進んでいる」と批判。開催を望む日本国民は少なく、「多くの人はスポーツの舞台の成果を曇らせる、公衆衛生上の(負の)遺産を残すのではと心配している」と指摘しました。

 また、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長が、コロナの世界的流行下での五輪開催は「普通はない」と警告したことに言及。「菅首相は、スポーツだけが五輪の関心の焦点ではないということを知る必要がある」と警告しました。


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