2021年7月17日(土)
北陸信越・中国 共産党一斉宣伝
ケアに手厚い社会を
石川で井上氏ら
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北陸信越5県の日本共産党は16日、ブロック一斉宣伝に取り組みました。石川県では、井上哲士参院議員が駆け付け、亀田りょうすけ衆院1区予定候補(党金沢地区委員長)とともに金沢市内3カ所で宣伝しました。広田美代金沢市議が司会を務めました。
井上氏は、東京でコロナ感染が急増し、五輪の感染防止策も破綻が明らかになる中でも、政府が五輪開催に固執していることを批判。IOCのバッハ会長が菅首相との会見で、感染状況が改善したら有観客を検討するよう求めたことを挙げ、「何を考えているのか。いま決断すべきは五輪を中止しコロナ対策に全力を挙げること」と強調し、迅速なワクチン接種とPCR検査の拡大、十分な補償と生活支援を求めました。
菅政権がコロナの教訓に逆行して病床削減推進法や高齢者医療費2倍化法を強行したと述べ、「医療の拡充の政権にかえる時。都議選結果が示したように市民と野党の共闘で新しい流れをつくろう。日本共産党の躍進で希望と安心の新しい流れを」と訴えました。聴衆から「いいぞー」と合いの手が入りました。
亀田氏は、「市民と野党の共同で野党連合政権を、ケアに厚い社会をいっしょにつくろう」と訴えました。
坂本ひろし衆院2区予定候補は、加賀市で訴えました。
「黒い雨」判決に従え
広島で大平氏ら
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中国5県の日本共産党は16日、各地で一斉宣伝しました。大平よしのぶ前衆院議員・衆院中国ブロック比例予定候補は終日、広島県北の三次(みよし)、庄原の両市を駆け、「今からでも遅くはありません。オリンピックは中止し、国民の命と健康を守るコロナ対策に全力を挙げるよう、ご一緒に声を上げよう」と訴えました。
三次市の伊藤芳則市議、庄原市の谷口隆明、藤木百合子の両市議らと宣伝。各地で手が振られ、「頑張って」と声援が寄せられました。
大平氏は原爆投下後に広島に降った放射性物質を含む「黒い雨」をめぐる広島高裁の画期的な判決を報告し、「政府の不当な被爆者援護事業のあり方を根本から見直すよう迫る判決です」と強調し、「広島市、県、国は判決を直ちに受け入れよ。断じて上告は許されない」と訴え。1月に核兵器禁止条約が発効したことも挙げ、「被爆者の一番の願いである、戦争も核兵器もない世界の実現へ、被爆地・ヒロシマから、みなさんと一緒に大きく声を上げていきたい。私は何としても国会に駆け上がり、その仕事の先頭に立つ」と述べました。
前日に党創立99周年を迎え「今後も国民が主人公のモットーをしっかり掲げて頑張り抜く」と表明しました。
演説に拍手した庄原市の女性(80)は「オリンピックには反対です」と話しました。