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2021年6月26日(土)

米軍オスプレイ 新たに厚木で整備へ

首都圏の拠点化さらに

地図

 米海兵隊・米海軍のオスプレイの新たな整備拠点に米海軍厚木基地(神奈川県大和、綾瀬両市)を使用する見通しであることが25日、わかりました。今年7月からのオスプレイの定期整備をSUBARU(スバル)と日本飛行機(NIPPI)の2社が受注したと米海軍が明らかにしたことで判明したもの。

 契約額はそれぞれ最大2億2500万ドル(約250億円)で契約期間は2030年末まで。51機が対象で通常2~3機、殺到時に4~7機を整備。放射能環境下での作戦後の修理、作戦配備中の機体の改修・修理なども行います。

 横田基地の米空軍特殊作戦機CV22、木更津駐屯地への陸自オスプレイの配備に加え、整備でも首都圏がオスプレイの拠点とされます。

 スバルは陸上自衛隊木更津駐屯地(千葉県木更津市)で米海兵隊機の整備を実施。NIPPIは米海軍厚木基地に隣接する工場があります。米海軍は新たな整備施設として厚木基地や沖縄県の米軍施設も検討し、岩国基地(山口県)移転まで空母艦載機が使用していた厚木基地の格納庫2棟を改修しています。

 スバルは、この受注で陸自オスプレイの整備も請け負うことになり、防衛省は新たに整備格納庫2棟の建設を計画しています。


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