2021年6月25日(金)
DV被害者へのワクチン接種
紙・岩渕議員が聞き取り
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日本共産党の紙智子、岩渕友両参院議員は24日、国会内で、DV被害者への新型コロナウイルスのワクチン接種について内閣府の担当者から聞き取りをしました。札幌市でDV被害者を支援するNPO法人「女のスペース・おん」からの要望を受けたものです。
紙氏は、DVから逃れた被害者が避難先の自治体でも安全にワクチン接種を受けるためにどのような対応を進めているのかと質問。内閣府の担当者は「避難先の自治体でも申請をすれば接種券の再発行が可能で、接種を受けられる」と答えました。
岩渕氏は「DV被害者から再発行の問い合わせをすることによって“居場所が特定されるのではないか”などの不安が寄せられている」と指摘。内閣府の担当者は、再発行や接種の記録は避難先の自治体で管理されるため、住民票所在地に情報がいくことはないと述べました。
紙氏が「こうした制度がDV被害者に十分に伝わっていないのではないか」と質問したのに対して、内閣府の担当者は「都道府県に通知しているが、今後、SNSを使い周知するように検討している」と答えました。
また岩渕氏は、DV被害などのための民間シェルターへの支援を強化するパイロット事業が活用されており、一層の支援を求める声が上がっていると述べました。内閣府の担当者は「必要な予算を確保できるように努力していく」と答えました。