2021年6月10日(木)
民主派が代表 認めよ
外務省にミャンマー議連
井上氏が参加
超党派の国会議員でつくる「ミャンマーの民主化を支援する議員連盟」(中川正春会長)は7日、外務省を訪れ、同議連と民主派が結成したミャンマー国民統一政府(NUG)がオンライン会合で確認した共同声明を手渡し、その実現を要請しました。鷲尾英一郎外務副大臣が応対し、日本共産党から井上哲士参院議員が参加しました。
要請では、日本政府がクーデターだけでなく国軍による統治行為も認めないという立場を明確にし、NUGこそ総選挙にもとづく正当な代表政府と認めることが重要だと改めて強調。市民への武力・暴力の即時中止、拘束されている民主体制幹部や関係者の解放、民主体制への全権返還に力をつくすとともに、国軍の利益につながる政府開発援助や開発投融資の一時停止を求めました。
井上氏は、オンライン会合で要望された周辺国への流出も含む避難民への緊急支援を求めました。鷲尾副大臣は「人道上の支援をふくめ現地のニーズにできるだけ細かく応えていきたい」と述べました。