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2021年6月5日(土)

2倍化法施行止める

田村政策委員長 総選挙含め奮闘

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(写真)記者会見する田村智子政策委員長=4日、国会内

 日本共産党の田村智子政策委員長は4日、国会内で記者会見し、高齢者医療費2倍化法が成立したことについて、「コロナ禍の下で高齢者の命をいかに守っていくのかが問われるなかで、経済的な負担を増やし、受診控えや健康悪化を引き起こす法律だ」と批判し、「来年10月の施行を止めるべく総選挙も含めて奮闘していく」と表明しました。

 田村氏は、現行の1割負担でも75歳以上の高齢者は、年収比で若年層の4~6倍を負担していると指摘。「年金も減らされ、介護の負担も多くなり、そこに“医療費の窓口負担まで2倍にするのか”という国民の怒りが広がっている」と強調しました。

 また、政府が「現役世代の負担軽減」を強調していることについて、現役世代の負担軽減は月平均で1人当たり33円にしかならないと指摘。一方で公費負担は年間で1140億円の軽減だとして、「まさに公助の切り捨てのための法律だ」と批判しました。

 先に成立した病床削減推進法も高度急性期、急性期病床の削減を推し進めるものだと指摘し、「どちらも命に関わる重大な法律として、実施させないよう頑張っていきたい」と語りました。


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