2021年6月2日(水)

ＰＣＲ支援チーム設置

沖縄　デニー知事会見　学校の検査迅速に

（写真）記者会見するデニー知事＝５月３１日、沖縄県庁

　沖縄県の玉城デニー知事は５月３１日、県庁で記者会見を開き、新型コロナウイルス感染症の感染急拡大を受けて新たな対策を発表し、「県民の安全・安心な暮らしを取り戻すため全力で取り組む」と述べました。

　デニー知事は「児童・生徒の教育機会を守る」ため、同日、「学校ＰＣＲ支援チーム」の設置を報告。小中学校や高校での感染者の発生時に、クラス単位などの接触者の検査を迅速に実施できるよう支援します。

　高齢者・介護施設に加え、保育・障害者施設の従事者への定期的ＰＣＲ検査を実施できるよう準備中です。

　水際対策の徹底のため宮古、下地島、新石垣の離島３空港発着の航空便利用者で、希望する人へのＰＣＲ検査を３日から、ワクチン接種の加速化のための大規模な接種会場の運用を県内２カ所で今月中旬をめどに開始します。

　全国知事会に、看護師の派遣を要請したことも明らかにしました。同要請は昨年８月に続き２回目で、５０人程度の派遣を求めました。

　１日発表の在沖縄米軍関係を除く県内の新規感染者は２２３人。累計は１万７２６７人です。感染者１人が死亡し関連死者は１５１人になりました。在沖縄米軍関係は２施設で計２人の感染者が確認され、累計は１３８９人です。