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2021年5月30日(日)

東京・港区 75年前に計画した幹線道路

ご近所の輪 壊すな

住民ら、笠井・山添氏に見直し訴え

 日本共産党の笠井亮衆院議員、山添拓参院議員は27日、福島宏子東京都港区議、小池晃参院議員秘書らとともに、港区白金台の住宅街を貫く幹線道路「環状4号線」の延伸予定地を視察し、計画見直しを求めて運動している町会関係者と懇談しました。

 環状4号線は、もともと1946年、戦災復興計画の一環として策定。港区では白金台などの住宅街や公園を幅25メートルの道路で貫き、390億円を投じる計画です。住民らは、多数の立ち退きやコミュニティーの分断が引き起こされると批判。現地では、住宅の前に「建設反対」「測量に協力しません」というステッカーやのぼりが多数掲示されています。

 懇談では白金猿町町会の村田直信会長が、「戦争中、空襲火災を逃れるため空き家をつぶしたが、道路を造るからと戦車で道をつぶすことはなかった。今それをやっているようなもの」「地域は何かあれば隣近所で連絡しあっている。道路で人の輪もなくなる」と訴えました。

 「町会は公園を拠点に、防災訓練や安否確認にもなるイベントを開いている」などの意見も出されました。

 笠井氏は「計画から75年もたっているのに、見直さないのはあり得ない。国会でもみなさんと連携したい」、山添氏は「コミュニティーを壊す道路を今ごり押しする必要性はない」と語りました。


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