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2021年5月25日(火)

2021都議選

命と暮らし守る都政へ 共産党3連続躍進を

告示まで1カ月

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(写真)東京都議選勝利へ向けた、小池書記局長らの訴えに拍手を送る人たち=22日、東京都目黒区

 新型コロナから命と暮らしをどう守るのかが問われる、東京都議選(6月25日告示、7月4日投開票)の告示まで1カ月と迫りました。42選挙区に200人以上が立候補予定。各党派とも激しい活動を展開しています。

「五輪中止」に共感

 「今夏の五輪は中止し、コロナ対策に集中を」の訴えに共感が広がっています。

 「自転車を止めて聞いてくれる」「演説中、怖そうな男性が近づいてきて、ヤバいと思ったら『五輪をやめさせて』といわれた」―。20日の日本共産党の都議候補者会議でも経験が出されました。

 コロナ禍の中で小池百合子都政は、菅義偉政権と同じく、五輪開催に固執しています。今年の都議会第1回定例会でも自民党は「大会成功へまい進」、都民ファーストは「成功に向けた取り組みを加速」と開催へ旗を振り、公明党は「安全・安心な大会にする対策を」と開催前提の態度。きっぱり中止を求めているのは共産党だけです。

四つのチェンジで

 共産党は▽「ケア」に手厚い東京▽福祉・暮らし第一の都政▽ジェンダー平等、個人の尊厳を大切にする都政▽米軍の横暴やめさせ平和な東京―への四つのチェンジを掲げ、都議選をたたかいます。

 政府が病床削減と高齢者医療費2倍化を強行するのと軌を一にして、都は歳出削減を狙って都立・公社病院の独立行政法人化を進めています。コロナ禍で医療の充実が求められる中での“逆行政治”に怒りが広がっています。

 文京区の街頭演説で74歳の女性は「コロナで苦しんでいる人が大勢いるのに、何で病院を弱めるの。全く理解できない。私は年だけど今度の都議選は頑張りたい」と話しました。

 独法化についても自民党、都民ファは推進、公明党は容認の姿勢です。3月の都議会では独法化中止を求める請願を自民・公明・都ファが反対して不採択にしています。

対決構図を鮮明に

 前回2017年の都議選では都民ファが55議席を獲得し、自民党は57議席から23議席に激減しました。前回は都民ファと手を結んだ公明党が今回、自民党と選挙協力を結んだこともあり、一部メディアが「自民・公明VS都ファ」という報道をしています。しかし、政治の中身を見れば自民・公明・都ファに対決点はまったくありません。「共産VS自民・公明・都ファ」が都議選の対決構図です。

共産党 建設的提案で実績

 共産党都議団(18人)は野党第1党として暮らしと福祉に冷たい小池都政と対決すると同時に、建設的提案でコロナ検査に消極的な都の姿勢を改善させています。認可保育園を7年間で1410カ所増設、学校教室へのエアコン設置、補聴器購入費助成、居場所のない若い女性への支援、校則改善など、多くの実績をあげています。

 共産党が13、17年に続き今回躍進を勝ち取れば、いっそう多くの都民の願いが実現できます。

 そして、都議選は総選挙と連動します。コロナ対応の無為無策、五輪固執、医療切り捨ての冷酷政治―。菅政権の支持率はNHKで35%(11日)、「朝日」で33%(17日)、「毎日」で31%(23日)と急落し、政権“危険水域”に突入しています。

 都議選での共産党躍進は総選挙での野党連合政権への道を開くものとなります。


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