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2021年5月18日(火)

2021都議選

コロナ・五輪…静かな注目

共産党 じわり期待

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(写真)足を止めて小池書記局長らの訴えを聞く人たち=16日、東京都大田区

 東京都議選(7月4日投票)まで7週間―。16日の大田区蒲田駅前での日本共産党街頭演説で、通りすがりに足を止め、小池晃書記局長、藤田りょうこ都議らの訴えを聞く人に話を聞きました。

 「国会質問やテレビ番組も見るけど、共産党は『すごくいいなぁ』と思ってる」。コロナ禍の経済対策を知りたくて休憩時間に聞いていた飲食店のパート労働者(79)は、40年間働いてきた勤務先の経営の不安を語ります。「私も高齢で感染におびえながら働いています。ワクチンは期待外れだし、小池さんが話したようにやはりコロナを抑え込んで人が往来しないと経済も回らない」

 「富裕層への医療ツーリズムを止めよう」という小池氏の訴えに足を止めたという医薬品会社に勤める女性(29)。小池百合子都知事の「稼げる医療」の打ち出しに「コロナで一番苦しいときにやることじゃない。医療体制を充実させてほしいし、五輪に看護師500人派遣というのも間違い」と党の訴えに共感を寄せます。医薬品関連業はいま、ワクチンの仕事で手いっぱいとなり睡眠時間は平均3~4時間。一般医療に手が回らず「薬品が遅れて届く病院はもっと大変だと思う」と気遣います。「共産党は正直目立ってこなかった。でもコロナ対策での今の演説、五輪の開催中止を言っていて、注目していきたい。共産党が増えて議会を動かしてほしい」と語りました。

 有権者の静かな視線の先に、コロナ対策と政治への関心の高まり、共産党への期待がジワリ広がる様子が浮かんできます。

「いま一番支持するのは共産党」

コロナ説明とてもよかった

 仕事帰りにじっと聞いていた50代の労働者は「小池さんのストレートな政権批判に留飲が下がりました」と笑顔を見せました。「藤田さんには頑張ってほしい。女性だからというわけではないが、でもやっぱり(都議会の)議員の半分は女性じゃないと」と話します。

 「職場の労働組合は立憲民主党だし、実は私は創価学会員なんです。公明党も竹入義勝さんが委員長のころは『かっこいいな』と思いましたが、今はただの“自民党の腰ぎんちゃく”ですからね。私がいま一番支持するのは共産党です」と語ります。

 大田区在住の70代の女性は「普段は政治にあまり関心はないが、コロナはまだ続くだろうし怖くて」と足を止めました。「テレビも信用できないし、実際、こうやって近くで聞いてみないとわからない。通り道で話を聞けて今日はとても良かった。共産党の説明はとてもいい」と語ります。

 “症状がなくても感染してウイルスを広げている人を見つけるために検査が大事と訴えている”と話すと「それは本当にそうだね。ワクチンも早く受けたいけど延期になっているし、検査はどんどんしてほしい」と不安そうな表情を浮かべました。

 「ワクチンがどうなっているのか知りたくて」と散歩の途中に聞いていた女性(81)は「区から接種の連絡が何もなく、どうしたらいいのか? こんな状況なのに五輪をやったらさらに感染が広がる気がして怖いです。頑張ってください」と話しました。


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