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2021年5月15日(土)

「真に豊かな沖縄を」

復帰49年 デニー知事コメント

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(写真)定例記者会見を行うデニー知事=14日、沖縄県庁

 沖縄県の玉城デニー知事は14日の県庁での定例記者会見で、15日で同県が本土復帰から49年を迎えるにあたってのコメントを発表しました。「県民が笑顔にあふれ、未来を担う子どもたち・若者たちに、平和で真に豊かな沖縄、誇りある沖縄、『新時代沖縄』を託せるよう全身全霊を注ぐ」と改めて決意を表明しました。

 デニー知事は、49年経た現在も、在日米軍専用施設面積の約7割が沖縄県に集中し、騒音や事件・事故、環境汚染など過重な基地負担が強いられ続けていると強調しました。

 県民多数が明確に反対する同県名護市辺野古の米軍新基地建設については「工事が強行されている状況だ」と指摘。外交安全保障政策について「やはり地域の理解と協力の下で進められるべきだ」と訴えました。

 日本政府に対し、「平和国家に向かう道のり、アジアの周辺諸国と連携する立ち位置を、明確にしていけるような取り組みを進めていただきたい」と求めました。県民所得の向上、子どもの貧困の解消、基地負担の軽減、在沖縄米軍基地の大幅な整理縮小の実現に向けて取り組む姿勢を、改めて示しました。


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