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2021年5月13日(木)

看護師「いのち守れ」

看護の日 全国で医療拡充訴え

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(写真)リレートークで看護師の大幅増員や処遇改善を訴える愛知県医労連の看護師ら=12日、愛知県庁前

 ナイチンゲール生誕を記念した「看護の日」の12日、新型コロナ禍で奮闘する看護師が全国各地で「これ以上、自己犠牲を強いないで」「医療を拡充し国民のいのちを守れ」「看護師の五輪派遣は困ります」と街頭やネット上でいっせいに声をあげアピールしました。看護師らの労働条件改善を求める日本医労連の「ナースウェーブ」行動です。

 北海道医労連は、2月1日からツイッター上で行ってきた「#100日後に一揆(いっき)する看護師」キャンペーンが100日目となり、8人の看護師が記者会見。「検査を受けた半数がコロナ陽性で感染が広がっている。医療従事者に定期的PCRを行い、安心して患者の看護をしたい」と訴えました。

 愛知県医労連が「#看護師の五輪派遣は困ります」と発信したツイッターデモは48万ツイートを突破。記者会見で「いまやるべきは五輪開催より医療体制の強化、看護師が働き続けられる環境の整備だ」と強調しました。

 各県でも「石川県と金沢市に、減収補てん、PCR定期検査を申し入れ」「鳥取・米子の両市で『いのち守る署名』付きはがきをポスティング」「岡山県内の看護師らが一言パネルを掲げツイッターデモ」「徳島選出の国会議員事務所に『いのち守る署名』を持参し懇談を申し入れ」「山口県知事に、公費での定期的PCR検査、財源保障、看護師増員を要請」などの行動に取り組みました。

 菅義偉首相が五輪への看護師派遣に関し、「休まれている方もたくさんいる」と述べたことに対して、「#潜在看護師」のタグが付けられ、「通常診療とコロナ疑い患者の対応で、ぶっ倒れて辞めた。現場の事とかも考えてくれませんか?」との声もネット上に多数上がっています。

 ツイッターデモには、日本共産党の志位和夫委員長が参加し、「私も連帯します!」とツイートしました。


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