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2021年5月11日(火)

文化・芸術重視の日本に

都議選・総選挙へ 共産党文化後援会が交流

 日本共産党文化後援会は9日、「都議選、衆院選の躍進で文化・芸術を大切にする新しい日本を」と題して全国交流会をオンラインで開きました。

 記念講演に立った吉良よし子参院議員は、「この1年以上、文化芸術の灯を消すなと国会論戦を続けてきた。現場からはいよいよ限界だという声を聞き続けている」と述べて、国による支援の現状を報告しました。

 1年間の文化芸術分野の推定損失額5000億円弱に対して、文化庁と経産省で約2232億円の支援は「損失補てんできる額にすらなっていない」と批判、「支援策の政府側の対応が遅すぎて公演本番に間に合わず申請を取り下げた」という声も紹介しました。

 休業要請に科学的根拠がないことへの怒りの声もあるとして、「宣言延長で東京都は、既にチケットを売った劇場はいいが、映画館は休業だという。なぜ劇場がよくて映画館がだめなのか根拠も示さず、むしろ分断を生む」と指摘。

 「6月の都議選と、今年必ずある衆院選で野党の勝利と政権交代を実現させよう。安倍政権から続く悪政を終わらせ、新しい日本の政治を実現しないといけない。文化芸術が発展する日本を共につくろう」と呼びかけました。

 各地の文化後援会から、「大阪ではコロナ感染が増大し、死者数も高止まりしている。維新政治の犯罪性が露わになった。悪政をこれ以上許さない」「京都独自の技術者や鑑賞団体を含む文化芸術関係者への支援を申し入れ、取り組みが行われた。声を上げれば変えられることを実感した」などの報告がありました。後援会代表委員の嵐圭史さんが閉会あいさつし、「文化に関わる人々でなければできないメッセージ性、それぞれの分野で発揮できるのでは。各地での取り組みを力強く受け止めた。来たる総選挙、野党共闘を成功させて勝利しよう」と訴えました。


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