2021年5月11日(火)
高橋参与発言
撤回、謝罪させるのが首相の最低限の責任
小池氏
日本共産党の小池晃書記局長は10日の記者会見で新型コロナウイルス感染症の現状について「この程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」との高橋洋一内閣官房参与のSNS上の発言への受け止めを問われ、「絶対に許されない発言だ」と厳しく批判しました。その上で、「高橋氏は菅義偉首相が直接任命した菅内閣の幹部公務員だ」と指摘し、発言を撤回、謝罪させるのは首相としての「最低限の責務ではないか」と主張しました。
小池氏は「これだけの多くの命が奪われ、大阪などでは医療崩壊で病院にも入れないという事態でみんな苦しんでいる。医療従事者はみんな必死で努力している」と指摘。同日の参院予算委員会で日本共産党の山添拓議員が高橋氏の発言を追及したのに対し、菅首相は「個人の主張」「個人の考え」だと擁護しコメントを避けたことに言及し、「首相が内閣官房参与に任命している人物の発言について『個人の考え』だと言ってコメントを避けたのは、極めて無責任だ」と重ねて批判しました。