2021年5月4日(火)
市民が声上げよう 九条の会アピール
憲法9条破壊の新たな段階
九条の会が3日、アピール「今こそ市民が声をあげるとき 憲法9条破壊の新たな段階に立ち向かおう」を発表しました。(全文)
アピールは4月16日の日米共同声明が「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調」して、「台湾有事に際しての米軍の軍事行動に対し武力行使を含めた日本の加担を約束した」と警告。
「声明は中国との軍事対決を念頭に、日本の防衛力の増強、辺野古や馬毛島での基地建設をも盛り込んでいます。日米軍事同盟強化と憲法9条破壊は新たな段階に入りました」として、今こそ市民が菅改憲NO!の声を地域・草の根からあげようと呼びかけています。
アピールは、日米同盟強化の動きが、中国による東シナ海や南シナ海での覇権的行動の抑止を理由としていると指摘。「これに日米軍事同盟強化で対抗することは、米中の軍事的緊張を高め、日本を巻き込んだ戦争の危険を呼び込む」と批判し、「憲法9条の精神のもと、国際法に基づく道理を尽くした平和的な外交交渉で問題打開の道を拓(ひら)くべきです」と述べています。