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2021年4月22日(木)

ミニシアターに協力金を

映画関係者ら国会前に立つ

写真

(写真)「ミニシアターにも協力金を」とアピールする参加者=21日、国会正門前

 映画関係者の有志でつくる「SaveTheCinema」は21日、国会正門前でサイレントスタンディングを行いました。コロナ禍で、飲食の販売をしていないミニシアターにはこれまで一度も協力金が支払われていないと訴え。「実態を知ってほしい」とアピールしました。

 2度にわたる緊急事態宣言のもと、映画館は各自治体から時短営業への協力を法律によらない「働きかけ」として求められ、応じてきました。ポップコーンなどの販売で飲食店登録をしている映画館には協力金が支払われていますが、飲食販売をしていない多くのミニシアターは一度も支払われていません。

 スタンディングには約30人が参加。時短営業に応じたすべての映画・上映団体に対して減収に応じた協力金を支払うことを求めました。

 映画監督の井上淳一さんは、ミニシアターにかかわらずコロナ禍での政府・自治体からのさまざまな「要請・働きかけ」が事実上「強制」になっていると指摘。「補償をするべきです。でたらめな政治をやっていると思う。このままで良いわけがない。声をあげ続けます」

 同じく映画監督の西原孝至さんは、映画館でクラスターは一度も発生しておらず、人が集まるという理由で営業自粛を求めること自体がおかしいと強調。「協力金の対象となる線引きも不可解です。政治家の人たちは、しっかり実態をつかんで対策してほしい」と語りました。


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