2021年4月13日(火)
性暴力ない社会へ フラワーデモ3年目
刑法改正まで続けよう
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性暴力のない社会を求めるフラワーデモが11日、スタートから3年目を迎えました。全国で声をあげたことで、デモのきっかけとなった性暴力事件の無罪判決は、すべて有罪判決になりました。しかし、今年3月に無罪判決が連続して出されており、デモ参加者は「刑法改正の実現まで声をあげ続けよう」と訴えました。
東京と川崎
東京駅前では、新型コロナ感染拡大の影響で5カ月ぶりに行われました。呼びかけ人で作家の北原みのりさんは、性暴力は許さないという声と行動は全国で広がる一方で、「時計の針が戻ってしまったような無罪判決が連続して出てしまいました。刑法改正もこれからが正念場です。諦めずに声をあげ続けていきましょう」と語りました。
川崎市にある横浜地裁川崎支部前には、フラワーデモ川崎の呼びかけで約30人が集まりました。ジャーナリストの伊藤詩織さんもスピーチ。性暴力を許さない社会を求める声はもはや多数派であるのにもかかわらず、また無罪判決が出されてしまったと語り、「刑法が変わらなければ、前進できません」とのべました。
この日のデモは、オンラインも含めて31都府県で呼びかけられました。性暴力事件の無罪判決が出された、大津地裁前と横浜地裁川崎支部前でもスタンディングが行われました。