2021年4月8日(木)
「一丁目一番地」の政策的一致は揺るがず 互いにリスペクトを
志位委員長 共闘にのぞむ基本姿勢を表明
日本共産党の志位和夫委員長は、7日の総選挙躍進オンライン全党決起集会で、総選挙での政権奪取と新しい政権の実現に向けて市民と野党の共闘にのぞむ共産党の基本姿勢について、二つの点を表明しました。
一つは、共闘の道に踏み出した「一丁目一番地」が、安保法制廃止と立憲主義回復にあるということです。志位氏は、「一丁目一番地」での政策的一致が主要野党間で揺らいでいないと指摘し、「この土台が揺らがない限り、わが党は菅政権打倒と政権交代の大局に立ち、共闘成功のためにあらゆる力を尽くす」と決意を示しました。
また、一部に野党間の「政策の違い」を針小棒大に描く報道があることについて、「個々の政策は政党が違う以上、異なって当たり前で、一致点を大切にして協力することがわが党の立場だ」と強調。「新しい日本をつくる五つの提案」の方向が、野党間でも共有されるよう最大限の一致を追求する一方、一致しない課題は「日本共産党躍進で実現しよう」と大いに訴えていくと表明しました。
二つ目が、共闘への姿勢として「互いにリスペクトする」ことが何よりも大切だということです。
志位氏は、四国ブロックオンライン演説会に立憲民主党の小川淳也衆院議員が寄せた「大切なことは互いにリスペクトすることだ」とのメッセージを紹介し、共闘を進める上で政策一致点のさらに土台の問題として重要なのは「互いに力を合わせてたたかおう」という共闘の意思だと強調しました。
そのうえで「違いを認め合い、相互に尊重し合い、リスペクトして、ともにたたかう姿勢があってこそ、政党間の協力・連携・共闘は成り立つ」とし、共闘成功へ、どんな困難も乗り越えて粘り強く尽力すると述べました。