2021年4月3日(土)
犯罪被害者に補償を
給付制度拡充求め院内集会
清水議員あいさつ
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犯罪被害者給付制度の拡充を求める院内集会が2日、衆院第1議員会館で開かれました。犯罪被害補償を求める会が主催。集会に先だって警察庁への要請行動をしました。
集会では、犯罪被害者遺族の悲痛な声とともに、親族間で起こった犯罪で被害者への給付金が原則不支給になっている実態が報告されました。また「多額の賠償金が支払われれば一生暮らせる」といった周囲の偏見に悩み、同時に賠償金が支払われても遺族が自営業者の場合は、その多くが滞納している税金に使われてしまうといった声が上がり、給付制度に対する社会的理解が深まるよう求めました。
同会の藤本護理事長は加害者側が損害賠償を請求されても実際には支払えない場合があることを踏まえた上で「交通事故や自然災害の補償と同じように国には犯罪被害者への補償を求めたい」と話しました。
日本共産党の清水忠史衆院議員があいさつし、遺族側が求める制度の改善と金銭的な支援の拡充に協力する考えを示しました。
同会は1日、支援に関する要望書を上川陽子法相に提出しました。