2021年3月29日(月)
学生の声で政治は動く
京都 民青、学費軽減へ集い
吉良議員が講演
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日本民主青年同盟京都府委員会は28日、コロナ禍で浮き彫りになった高い学費の問題と負担軽減に向けて交流する集いをオンラインで開きました。
日本共産党の吉良よし子参院議員がZoomで講演。吉良氏は「学生の声が政治を動かしてきたというのが、国会にいる実感」と切り出し、当初7億円だった学生支援の予算を署名活動などで700億円に増やし「学生支援緊急給付金」を創設させたことなどを強調。
一方で、国会質疑で学費値下げに踏み出すよう求めたのに答弁に立たない菅義偉首相の冷たい姿勢を批判。そもそも学費が高い背景に政府の予算削減があること、諸外国と比べ貧困な奨学金制度があることを詳しく報告しました。
その上で、授業料半額など党の政策を示し「政府の無策のせいで学びをあきらめる学生も生まれている。総選挙の年。野党と力を合わせ学生の声に向き合う政治をつくりたい」と訴えました。
分散交流では「入学前に奨学金の返済シミュレーションをしたが返せるのか不安。返済免除など制度を充実させてほしい」(新入生)、「学ぶことは基本的人権の一つ。権利を保障するために学費を下げてほしい」(私立大3回生)などの発言がありました。