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2021年3月29日(月)

ミャンマー 殺害100人超

軍と治安部隊 各地で発砲

 【ハノイ=井上歩】クーデターで権力を握ったミャンマー国軍は27日、各地で起きた国民の抗議デモを武力で弾圧し、地元メディアによると軍と治安部隊の発砲などで100人以上が死亡しました。

 独立系メディア「ミャンマーナウ」は、第二の都市マンダレーで40人、最大都市ヤンゴンで27人が死亡するなど、全国40以上の都市や町で少なくとも114人の死者が出たと報じました。1日の犠牲者数としては2月1日のクーデター後最悪。犠牲者の合計は420人を超えました。

 独立系メディア「イラワジ」は102人以上が死亡したと報道。犠牲者の多くは兵士や治安部隊員のむやみやたらな銃撃で殺害されたとし、5歳から15歳までの子どもが少なくとも4人含まれていると伝えました。

 SNSには南部ダウェイですれ違った3人乗りのオートバイに治安部隊員がいきなり発砲し、ぐったりと倒れた1人を車の荷台に乗せる映像などが投稿されました。

 27日は国軍記念日で、首都ネピドーでは軍事パレードが行われました。国民側は軍事独裁を倒す“革命の日”にするべきだとし、ザガイン管区で数万人を超える規模のデモが行われるなど各地で大勢の人が街頭に出ました。


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