2021年3月26日(金)
遺骨含む土砂使うな
沖縄・辺野古 宗教者が国会内集会
赤嶺氏あいさつ
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沖縄・辺野古新基地建設で、沖縄戦の激戦地となりいまも多くの戦没者の遺骨が収集されている沖縄本島南部の採石場の土砂を埋め立てに使うことに反対し、宗派を超える宗教者が25日、国会内で集会を開きました。平和をつくり出す宗教者ネットの主催で、50人が参加しました。
主催者あいさつした日本キリスト教協議会総幹事の金性済(キム・ソンジェ)さんは、「この問題は人間が政治を、平和を、どの深みから見つめるかを問いかけている」とのべました。カトリック正義と平和協議会の弘田しずえさんは、「信仰者は人々が気付かない事に気付くべきです。土砂の遺骨、死者の叫びを聞いて、共に歩んでいきましょう」と訴えました。
幅広い宗教団体に向けた申し入れの状況が報告されました。また、ミャンマーの国軍によるクーデターに不服従で抵抗している市民や宗教者について、マイノリティ宣教センター共同主事の渡邊さゆり牧師が報告しました。
日本共産党の赤嶺政賢衆院議員、「沖縄の風」の高良鉄美参院議員が参加。赤嶺氏は「戦没者の遺骨を含む南部の土砂を絶対に埋め立てに使わせてはなりません。みなさんと力を合わせてがんばります」とあいさつしました。