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2021年3月24日(水)

変異株、第4波の危険 検査拡大をすぐに

BS番組 小池書記局長が警告

 日本共産党の小池晃書記局長は22日夜、BS―TBS番組「報道1930」に出演し、新型コロナウイルスの変異株の感染拡大防止策や、東北新社やNTTなどの総務省接待問題について、菅政権を厳しく批判しました。

 小池氏は、菅政権が緊急事態宣言を21日に全面解除する中、宮城県が新規感染者数で過去最多となったことについて、「局所的ではなく、全国至るところでクラスターが発生している」「リバウンド(再拡大)が起こりはじめ、タイムラグ(時間差)のない第4波の危険性がある」と指摘。「原因究明に向けた実態把握が十分でなく、変異株の検査ができていない。政府は今になって変異株のPCR検査を40%に増やすと言うが、さらに増やして感染拡大を抑え込む戦略を持たなければいけない」と批判しました。

 インターパーク倉持呼吸器内科の倉持仁院長は、「小池議員が言うように、日本全体で検査体制をしっかり敷いて、変異株を追跡する体制を構築しないと第4波に間に合わなくなる」と警告しました。

 司会の松原耕二氏は、武田良太総務相が野党から追及を受けているNTT社長との会食の事実をはぐらかしていることについて、「いくらなんでも閣僚の答弁としてどうなのか」と批判しました。

 小池氏は、高額接待をめぐって、東北新社が外資規制違反にあたる恐れがあると、当時の総務省総務課長に報告したとする問題で、同省が国会答弁で十数回も「記憶にない」を連発したことを批判。「やるべきことははっきりしている。記憶ではなく、記録で仕事をするのが役所だ。面会記録はあるはずなので、きちんと提出すべきだ」と指摘し、「二十数回もなぜ接待したのか。東北新社に菅氏の長男の正剛氏がいたからだと誰でも思う。接待の場にいた当事者に話を聞かないといけない」と述べ、木田由紀夫東北新社メディアサービス前社長と菅正剛氏の国会招致を訴えました。

 立憲民主党の安住淳国対委員長は「不正疑惑に対し、共産党やわれわれでチームをつくり、実態解明の力をつくってきた。事実を突き付け、資料を提出せざるを得ない状況をつくりたい」と述べました。


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