2021年3月23日(火)
コロナから都民を守り、野党連合政権に道開く
都議選の勝利を必ず
都党会議 小池氏呼びかけ
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日本共産党東京都委員会は21日、都内で都党会議を開き、都議選(6月25日告示・7月4日投開票)と総選挙勝利へ意思を固めあいました。
小池晃書記局長(党中央委員会都議選闘争本部長)が「都議選は都民の命・暮らし・営業を守るとともに、総選挙での共産党躍進、市民と野党の共闘勝利、野党連合政権実現の流れをつくる選挙。必ず勝利しよう」と呼びかけました。
小池氏は総務省への接待問題で、武田良太総務大臣の“記憶にないと言え”という発言のもと、官僚が十数回も「記憶にない」と答弁したことを示し、安倍前政権の7年8カ月、菅政権の6カ月について「トップが政治を私物化するから官僚も『右へならえ』となる。こんなモラル崩壊の政治を東京から変えよう」と訴えました。
小池氏は、都議選の重大争点はコロナを抑え込んで安心して暮らせる東京をつくることだと指摘。大規模検査、医療機関支援、雇用・営業補償とやるべきことはあるのに「打つ手がない」として緊急事態宣言を解除した政府と、政府のコロナ対応の枠から出ない都の対応と、それを支える都議会の自民党・公明党・都民ファーストを批判。五輪について、「中止してコロナ対応に専念するのが政治の責任だ」と述べました。
その上で小池氏は党都議団の都政をリードする論戦と抜群の実績を紹介。都議選勝利のためにも「総選挙躍進特別期間」の課題である宣伝・対話、党員と「赤旗」読者を増やすことに力を注ごうと強調しました。
田辺良彦都党委員長が、自民・公明・都民ファがコロナ検査の問題をほとんど取り上げない中で、共産党都議団が、社会的検査、大規模なモニタリング検査、変異株検査強化の具体策を提起し、都が戦略的検査を行う態度を示してきたことを紹介。今後の取り組みで拡充させることが大切だと述べました。
田辺氏は、都議会では表面上、自民・公明・都民ファの主導権争いも行われているが、政治の中身には何の対立軸もないと強調。「自民・公明・都民ファ」VS「共産・市民と野党の共闘」が本当の対決構図だと強調。共産党前進で▽コロナがあぶり出したゆがみを正す▽福祉・暮らしを支える、まともな自治体を取り戻す▽個人の尊厳とジェンダー平等を進める―という三つの転換を行い、希望が持てる東京をつくろうと訴えました。