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2021年3月22日(月)

外国人への対策急げ

山添氏 入管クラスター受け

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(写真)質問する山添拓議員=16日、参院法務委

 日本共産党の山添拓議員は16日の参院法務委員会で、2月に東京出入国在留管理局で発生した新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)など外国人の収容、送還問題についてただしました。入管庁によると、被収容者58人、入管職員5人ら計64人の陽性者が確認(10日時点)されています。

 山添氏は、2月15日の検査前から、発熱や味覚障害などの症状を訴える複数の被収容者の情報があると指摘。「マニュアルに基づいて対応を取ってきた」と強弁する松本裕出入国在留管理庁次長に対し、山添氏は「被収容者の命が軽んじられる中で起きたことだ」と批判しました。

 山添氏は、難民認定を申請し、収容施設から仮放免中の外国人の実態を告発するとともに、非正規滞在の外国人はワクチン接種が可能かを質問。厚生労働省の大坪寛子審議官は「仮放免中で地域に居住の実態がある場合、自治体への申請で接種の機会を得られる方向で検討している」と答弁しました。

 山添氏は、非正規滞在の外国人は「緊急小口資金や住居確保給付金などの支援は受けられない。この国に暮らしている以上、感染拡大防止の必要な支援は行うべきだ」と、さらなる支援を求めました。


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