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2021年3月21日(日)

雪被害 自治体支援を

高橋氏が交付金活用提案

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(写真)質問する高橋千鶴子議員=10日、衆院国交委

 日本共産党の高橋千鶴子議員は10日の衆院国土交通委員会で、大雪災害対策で政府の対策をただしました。

 高橋氏は、今冬の大雪被害について、左官や大工など高い所を怖がらない職業の人を登録させ「雪下ろし協力員」として集落ごとに除雪する秋田県東成瀬村の取り組みを紹介。防災安全交付金の活用などで自治体を応援できないかと提案しました。赤羽一嘉国交相は「防災安全交付金の活用は検討するが、各省と連携し、政府としてやらないといけない」と答えました。

 高橋氏は、大雪で高速道路など大規模な滞留が相次いだとして、高速道路会社が「立ち往生を把握しながら通行止めせず車両をその中に送り込んだ」「背景に物量を止めたくないという意識があった」と指摘し、改善策を質問しました。

 東日本高速道路(ネクスコ東日本)の高橋知道管理事業本部長は、謝罪するとともに「再発防止の緊急措置を講じる」と答弁。赤羽氏は、大雪時の道路交通確保対策は、できるだけ通行止めしないとしてきたものから「人命を最優先に切り替えた」と述べ、運転者に大雪時に無理な運送をさせないよう「荷主団体に理解と協力の要請を行った」と答えました。


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