2021年3月20日(土)

地球の未来　私たちの手に

札幌　若者が気候アクション

（写真）アピールする人たち＝19日、札幌市

　「地球のみらいは私たちの手の中にある」「＃私たちは気候危機を止められる最後の世代」―。気候変動対策を求めて、若者を中心に世論を喚起する「世界気候アクション０３１９」に呼応し、「Ｆｒｉｄａｙｓ　Ｆｏｒ　Ｆｕｔｕｒｅ（未来のための金曜日）札幌」は１９日正午と夕刻、札幌市内２カ所でスタンディングアピールをしました。

　雪が舞う昼の大通公園。呼びかけに２０人の高校生や市民が集まり、「つながって一緒に考え行動したい」と思い思いのプラカードを掲げ、統一アクションとして「手」を使いメッセージを発信する「ハンズアクション」に参加者が応えます。インスタグラム（会員制交流サイトＳＮＳ）のライブ機能で全国のアクションとリレー中継し、携えたプラカードを紹介しました。

　緊張気味の女子高生（１７）は「関心はあったけど行動は初めてです。温暖化やマイクロプラスチックが動物の生態系に影響しているのが心配です」と危機感を募らせます。

　友人と一緒に初参加の中学３年生（１５）は「授業で地球温暖化について学び、二酸化炭素排出が深刻だと感じました。環境のことを考えないと、自分たちが地球に住めなくなる」と語りました。

　富良野市や京都、宮城、青森など全国のＦＦＦメンバーが連帯メッセージを寄せ、「一緒に考えよう」と訴える声を流し、通行人が注目していました。