2021年3月19日(金)
全関係者の国会招致を
総務省接待問題 志位委員長が提起
日本共産党の志位和夫委員長は18日の国会内での記者会見で、武田良太総務相の澤田純NTT社長との会食などの総務省接待問題について問われて、「大臣が国民の疑念を増幅し、深刻にするような対応をしていたわけで事態は深刻だ。東北新社、NTTの接待した側、接待された側のすべての関係者を国会に招致し、真相を徹底的に明らかにすべきだ」と表明しました。
志位氏は、武田総務相が「国民に疑念を抱かれるような会食はしていない」と繰り返してきたにもかかわらず、週刊誌で会食を報じられた途端、具体的な情景描写も含めて会食の事実を認めたと指摘。「そういう事実があるならなぜ最初から言わないのか。週刊誌に書かれたら渋々言う。こういう姿勢が、国民から深刻な疑念をもたれているのではないか」と述べました。
志位氏は、この間の国会審議を通じて、東北新社、NTTの接待漬けによって、両社に有利な方向に行政がゆがめられたのではないかという疑惑がいよいよ決定的になってきたと指摘。「これらの問題をたださなければならない大臣が、国民の疑念を増幅し深刻にする対応をしていたわけで、事態は深刻だ」と述べました。
その上で、菅義偉首相の長男・正剛氏が接待を行っていた側におり、多くの人が忖度(そんたく)があったのではないかと思っていると指摘。正剛氏も含めたすべての関係者を国会に招致することが必要だと強調しました。