2021年3月18日(木)
外資規制違反
主張食い違いただす
参院総務委 伊藤氏が調査求める
|
日本共産党の伊藤岳議員は16日の参院総務委員会で、総務省幹部への接待が問題となっている放送関連会社「東北新社」の外資規制違反をめぐり、同社と総務省との主張に食い違いがあることについて事実関係をただしました。
東北新社の中島信也社長は15日の参院予算委員会で外資規制違反の事実を2017年8月9日ごろに総務省に伝えたと答弁。総務省は「報告を受けた覚えはない」と答えています。
伊藤氏は同社が報告したとする鈴木信也総合通信基盤局電波部長(当時、情報流通行政局総務課長)に面談の事実を確認。鈴木氏は「外資規制に抵触する報告を受けた事実に関する記憶はない」との答弁を繰り返しました。
伊藤氏は中島社長が担当の井幡晃三放送政策課長(当時、衛星地域放送課長)が不在だったために鈴木氏に報告したと答弁していると指摘。こうした事実関係を「井幡課長に確認したのか」とただしました。
鈴木氏は「聞いていない」などと述べ、原邦彰官房長も「まだ聞いていない」と答弁。伊藤氏は「重大な答弁であり確認すべきだ。対応が遅すぎる」と批判し、武田良太総務相に調査をするよう求めました。