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2021年2月17日(水)

総務相「ゆがみない」

幹部の接待問題 本村議員へ答弁

 放送事業会社「東北新社」に勤める菅義偉首相の長男が総務省幹部を接待していた問題で、武田良太総務相は16日、「本事案により放送行政がゆがめられたことは全くない」と述べました。衆院本会議での、日本共産党の本村伸子議員への答弁。

 本村氏は、「官僚が忖度(そんたく)し、行政をゆがめた森友・加計疑惑と同じ構図だ。事実の徹底解明を」と迫りました。

 武田総務相は、同日の衆院総務委員会でも、立憲民主党の桜井周議員に対し、「放送行政がゆがめられているとは一切考えていない」と強弁。同省の原邦彰官房長は、接待を受けた4人が、会食の中で具体事業や東北新社の事業について「話題に上ったことはないと思う」と言っていると答弁し、総務相答弁の「根拠」を示そうとしました。

 桜井氏は、同省は12日の衆院予算委で、菅首相の長男について「利害関係者にあたる疑義は否定できない」と認めたとして「結論は今の段階で出せないではないか」と指摘。会食や贈答品の金額などの「詳細は調査中だと言って答えないのに、都合の良い部分だけ答弁する」と批判しました。


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