2021年2月11日(木)
施設 無症状にPCR
福祉関係者・党の要求実る
大阪府
大阪府は10日、高齢者等の入所施設の無症状の従事者を対象にPCR検査を実施すると発表しました。新規入所者に対しても入所時に無料で検査を実施します。
期間は今月下旬から3月31日までで、政令市・中核市を除く府保健所管内の高齢者、障害者の入所施設、救護施設の従事者約4万人が対象。常勤・非常勤を問わず2週間に1回の頻度でいっせい検査を行います。期間中2回を予定。
唾液によるPCR検査で、同意が得られた施設に対し、ウェブサイトで予約してもらい、検体採取の容器を配送。採取した検体は施設から指定の回収場所(府内3カ所を予定)に届けてもらい、結果は保健所から通知されます。
新規入所者への検査は連携医療機関で実施できる施設はそれぞれの連携医療機関で行ってもらいますが、実施できない場合は、府が12日から開設する相談センターに連絡すると検査ができる医療機関が紹介されます。
大阪で高齢者施設でのクラスター(感染者集団)による死亡者数が多い中、医療・福祉関係者や日本共産党が繰り返し、高齢者施設等従事者全員への全員・一斉・定期検査を求めていました。国も緊急事態宣言発令中の10都府県に対し、高齢者施設等の職員への検査計画を12日までに策定し、3月中までに実施するよう要請しています。