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2021年1月28日(木)

辺野古への陸自配備 黒塗り部分を明らかに

穀田国対委員長が指摘

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(写真)記者会見する穀田恵二国対委員長=27日、国会内

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は27日、国会内での記者会見で、沖縄県名護市辺野古の米海兵隊キャンプ・シュワブに「日本版海兵隊」とされる陸上自衛隊の水陸機動団を常駐させるとの秘密合意が行われていたとの報道への受け止めを問われ、「辺野古新基地建設の本質が、普天間の代替ではなく、基地全体の新たな強化にほかならないことを改めて浮き彫りにした」と述べました。

 穀田氏は、2018年5月11日の衆院外務委員会で、防衛省が提出した陸上幕僚監部作成の内部文書をもとに質問し、沖縄本島に陸上自衛隊のどういう部隊を新たに配備するのかは黒塗りになっていると指摘。キャンプ・シュワブへの水陸機動団の配備計画が書かれているのではないかと追及しました。当時の山本朋広防衛副大臣は、「防衛省としてキャンプ・シュワブや沖縄本島に普通科部隊を配備する計画はない」と答弁。加藤勝信官房長官も25日の会見で「秘密合意や計画があるとは承知していない」と否定しています。穀田氏は「秘密合意がないというならば、この黒塗りを外せばいい」と強調しました。

 また15年3月の衆院予算委員会で、「日米の『動的防衛協力』について」と題する防衛省内部文書に、キャンプ・シュワブ内に陸自部隊を常駐させる恒常的な共同使用の構想が書かれていると追及したことに触れて、「長い間議論しているのではないか。改めて辺野古新基地建設の根本問題が問われる」と述べました。


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