2021年1月23日(土)
北九州市議選 党10氏必ず
第一声“命守る政治こそ”
菅義偉政権の発足後初めての政令市議選として注目される北九州市議選が22日、告示(31日投票)されました。総定数57に81人が立候補。日本共産党は全7区で10人全員当選をめざし、「黙っていれば下関北九州(下北)道路、声を上げればコロナ対策」と第一声を上げました。
10候補は、「日本共産党の勝利でコロナ禍から命と暮らしを守る政治を」とPCR検査抜本拡充や保健所復活のコロナ対策を訴え。コロナ危機が広がる中でも菅政権と一緒になって3500億円もの下北道路を推進しようとする自民党や公明党を厳しく批判しました。下北道路よりも高齢者福祉乗車券、18歳までの医療費完全無料化、奨学金返済支援などを、と訴えました。「党躍進はコロナに無為無策の菅政権にも厳しい審判となる。政権交代を実現する第一歩となる重要な市議選で全力でたたかいぬく」と力を込めました。
大激戦の小倉南区(定数12)に挑む新人の、うど浩一郎候補の出発式に参加した会社員(64)は「コロナ禍の下、保健所を削減して医療体制が弱い状態なのに下北道路なんて造っている場合じゃない。友達に電話して支持を訴え、共産党の10人勝利のために頑張りたい」と話しました。
自民は前回獲得の18議席から無所属の議員の合流で増えた現職22人を擁立し、さらに無所属の囲い込みも狙います。公明は現職13人が立候補。下関北九州道路を「早期実現」「推進」を主張する自公が議席を伸ばすのか、日本共産党が10人全員当選を勝ち取るのかが選挙戦の焦点になっています。