2021年1月19日(火)
宮古島市長に座喜味氏
オール沖縄と保守共闘で大勝利
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任期満了に伴う沖縄県宮古島市長選が17日に投開票され、玉城デニー知事を支える「オール沖縄」勢力と一部保守勢力の共闘による統一候補で前県議の、座喜味一幸(ざきみ・かずゆき)氏(71)=無所属新=が自公推薦の現職に2782票差をつけて当選しました。今後の県内の首長選挙や総選挙に向けてオール沖縄にとって弾みとなる画期的な大勝利です。
座喜味氏は、4選を目指した自民、公明推薦で無所属の現職、下地敏彦氏(75)との激しい一騎打ちに勝利。座喜味氏の「市民が主役、開かれた市政を必ず実現する」との訴えで、無党派層にも支持が広がりました。
午後10時40分に「当選確実」が報じられると座喜味氏の選挙事務所は、支持者らの跳びはねながらのガッツポーズや盛大な拍手など、歓喜に満ちあふれました。
当確後に座喜味氏は、コロナ禍での検査体制拡充や経済の立て直し、市民の所得増などの公約を強調。同市で政府が強行する陸上自衛隊ミサイル基地配備・弾薬庫建設について「市民の理解を得ない安全保障はない。国に求めるべきものは求める」と語りました。
事務所に駆け付けたオール沖縄の金城トオル・衆院沖縄4区予定候補は「このような共闘で勝てたことは、総選挙勝利に向けて本当に大きな力になる」と力を込めました。
開票結果は次の通り。
当座喜味一幸71無新
15757
下地 敏彦75無現
12975
(投票率65・64%)