2021年1月18日(月)

介護者支援　つながろう

オンラインつどい　実践交流

　「介護者支援でつながろう」をテーマに１７日、オンラインで「家族介護を考えるつどい」が開かれ、社会福祉や介護関係者、市民など約９０人が参加しました。東京ボランティア・市民活動センターの主催（男性介護者と支援者の全国ネットワークなど後援）。

　介護者支援にとりくむ市民団体、福祉施設職員などが、コロナ禍の困難な状況のもとで支援活動を続けるための工夫や課題などを報告。東京都調布市の商店街の一角で地域の多世代の人が交流する場を運営する会では、３カ月休止していた春に子どもの居場所として臨時に提供後、高齢者と子ども、親がつながり活動の内容が豊かに広がったと話しました。

　これまでのような対面や集まりが困難ななか、オンラインやユーチューブなどの活用や新たな手法の開発でコミュニケーションの方法を模索する多彩な報告も。障害者のきょうだい（兄弟姉妹）のためのインターネットのサイトを運営する当事者は、オンラインミーティングで全国から参加できるようになり開催数も増えたなどの利点とともに、技術的なハードルが高いという課題をあげました。

　こうした装置や環境がない人も含めてつながりつづけるための訪問や電話などの地道な実践も交流。参加者からオンラインでつながるための技術の獲得に行政の支援があれば、との声がありました。