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2021年1月14日(木)

北海道 夕張リゾート破綻に広がる不安

はたやま氏が市長訪問

海外資本であっても地域への責任はある

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(写真)除雪されないままのホテルを見る、はたやま氏(右)=12日、北海道夕張市

 夕張リゾートの突然の経営破綻で雇用と地域経済への不安が広がる北海道夕張市。日本共産党の、はたやま和也前衆院議員は12日、現地を訪ね、厚谷司市長からマウントレースイスキー場やホテルマウントレースイを運営する夕張リゾート対策や要望を聞きました。

 香港系投資会社傘下の夕張リゾートが破産手続きに入ることが分かったのは昨年12月24日でした。スキー場のリフトは止まり、ホテルは除雪もしないまま放置しています。

 施設は2017年、鈴木直道市長(当時、現知事)が中国系企業に破格の約2億円で売却。その際、転売禁止が盛り込まれていなかったことから、中国系企業は19年、香港の投資会社に約15億円で転売しました。

 厚谷市長は、連絡が取れた夕張リゾート代理人弁護士にコロナ収束後の事業再開と施設を劣化させないための維持管理、市への情報提供を求めたと説明。「本州からのスキー修学旅行の予約は、道内の他のスキー場に振り替えたと聞いている。宿泊施設が運営されなければ夏のスポーツ合宿もなくなる」と危機感をにじませました。

 「スキー場がオープンすると思って働いていた知人は数カ月、賃金が未払いだと聞いている」と食堂を経営する橋場英和さん。「中国系資本に売却したことがこんな結果を生んだ」と憤りました。

 はたやま氏は「外資であっても地域経済への責任は免れません。国会や道議会と連携し、雇用を守るため頑張ります」と表明。熊谷桂子市議が同行しました。


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