2021年1月13日(水)
在日本大韓民国民団の新年会
笠井衆院議員が祝辞
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在日本大韓民国民団(民団)の新年会が12日、都内で開かれ、各党代表らと共に、日本共産党から笠井亮衆院議員が出席しました。笠井氏は呂健二(ヨ・ゴニ)民団中央本部団長、金容吉(キム・ヨンギル)駐日韓国公使らとあいさつを交わしました。
呂団長は主催者あいさつで、新型コロナウイルス対策の活動とともに、創団75周年の今年、日韓関係の改善、在日韓国人の生活と権利を守ることなどに力を注ぐと表明しました。
笠井氏は祝辞で、コロナ感染が拡大する中でも、在日韓国人の生活と健康を守るために活動を進め、日韓友好のために努力していることに心からの敬意を述べました。
また、日本共産党が昨年1月の第28回党大会で、「多様性を大切にし、個人の尊厳を尊重する政治を築く」ことを決議したことを紹介。在日韓国人を含めて、コロナ危機で苦しむ全ての日本住民に政治が手を差し伸べ、差別や分断なしにコロナ危機を乗り越えなければならないと強調しました。
ヘイトスピーチの根絶、定住外国人の地方参政権の実現に、引き続き努力するとも表明。超党派で粘り強く取り組むと語りました。
日韓関係を悪化させている歴史問題については、1998年に小渕恵三首相と金大中(キム・デジュン)大統領の署名した「『日韓パートナーシップ共同宣言』の精神に立ち戻り、両国関係を早期に正常化させなければならない」と強調。呂団長が新年辞で「韓日友好は私たち在日が最も願っていることだ」と述べたことに触れ、「私たちも同じ思いだ。しっかり手を取り合って、この事態を克服するために努力したい」と呼び掛けました。