2021年1月5日(火)
コロナ対策・基地負担解決に全力
沖縄知事 年頭あいさつ
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沖縄県の玉城デニー知事は4日、県庁で年頭あいさつを行いました。新型コロナウイルス感染症拡大による県内の経済・暮らしの悪化への対策に引き続き尽力することや、米軍基地負担の軽減・解決を目指すことを表明しました。
デニー知事は、コロナ禍で「経済、県民生活は極めて厳しい状況」だと述べ、感染防止対策の徹底、医療体制の確保、経済対策、生活支援、セーフティーネットの維持に「全力で取り組んでいる」と強調しました。
コロナ禍で子どもの貧困対策の「重要性が増している」と訴え、子どもが健やかに成長できる社会の実現、県民所得の向上、正規雇用拡大、雇用の質の改善などのための施策を継続していく立場を示しました。
デニー知事は、同県宜野湾市の米軍普天間基地の「速やかな運用停止を含む危険性の除去、早期の閉鎖・返還を政府に強く求めていく」と改めて表明。米軍基地の整理縮小、日米地位協定の抜本的見直し、後を絶たない米軍人・軍属の事件・事故の解決などに向けて「全力で取り組む」と語りました。