2020年12月27日(日)
基地許せば末代に悔い
馬毛島調査開始 住民150人 抗議集会
鹿児島・西之表
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鹿児島県馬毛(まげ)島(西之表市)への米軍の空母艦載機離着陸訓練(FCLP)移転と基地建設に向け、防衛省が海上ボーリング調査を開始(21日)したことに抗議する集会が26日、同市で開かれました。「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」が主催し、種子島の島民ら150人以上が集まりました。
沿道から「頑張れー」とデモ行進参加者にエールを送った西重成さんは「馬毛島問題は環境や騒音もだが、行き着くところは戦争とそのための訓練。これを許せば末代まで悔いが残る」と話しました。6年前に東京から移住してきた女性(40)は夫、息子と参加。「静かな暮らしが侵される。軍事基地は必要ありません」と語りました。
集会で三宅公人会長は「調査が始まったが負けるつもりはない。私たち地元で基地反対の声は圧倒的多数だ。日米両政府が計画をあきらめるまでたたかい続けたい」と力を込めました。
迫川浩英副事務局長が、移転反対を掲げ1月の市長選に立候補する、やいた俊輔市長の必勝を訴えました。
「憲法壊すな!戦争法廃止かごしまの会」の飯田泰雄共同代表が連帯あいさつ。漁師らが訴えました。
基地反対の市議が参加。日本共産党からは橋口みゆき、渡辺みちひろ両市議が出席しました。