2020年12月23日(水)

金権政治　終わらせる時

吉川元農水相辞職　共産党が緊急宣伝

　吉川貴盛元農林水産相（衆院北海道２区）が多額の金品を受け取った疑惑にふたをしたまま辞職した問題で、日本共産党道委員会は２２日、札幌市北区で後援会員とともに緊急宣伝をしました。

　青山慶二委員長は、「議員辞職」による幕引きは絶対に許されないと、真相の徹底解明を求める談話を発表しました。

　畠山和也前衆院議員と平岡だいすけ道２区予定候補がマイクを握り、通行人が足を止めて訴えに聞き入りました。

　平岡氏は、疑惑の吉川氏が真実を明らかにすべきだと厳しく指摘し、安倍前首相の「桜を見る会」疑惑ともども「腐敗した金権政治を終わらせ、まっとうな政治を取り戻すとき。この２区でこそ転換させましょう」と決意を表明しました。

　畠山氏は、吉川氏が「やましいことがないのなら堂々と国民に説明を」と強調。企業献金や憲法違反の政党助成金を受け取らず、うそやごまかしとは無縁の党、日本共産党の値打ちを語り、「市民と野党の力できれいな政治を実現しましょう」と呼びかけました。

　「政治や社会に関心があります」と立ち止まって聞いていた男子高校生（１６）は、吉川疑惑について「病気が名目上でも本当でも、真相を解明すべきです」と語りました。